NHK朝ドラマ おひさま 76話あらすじ&感想

【おひさま 第76話(6月30日放送) あらすじ】

―現代。
戦争が終わった事に「戦争、終わりましたね…」とため息をつく房子(斉藤由貴)。
陽子(若尾文子)は戦争の事を後に知り、もっと早く終戦していれば兄の春樹(田中圭)や夏子(伊藤歩)の彼は死なずにすんだのにと振り返る。
・・・そして、終戦直後の話をゆっくりと語りだした。

終戦直後(1945年)、食べ物の確保は難しく、その日の丸山家の朝食は御飯と梅干3つだけだった。
この先の事に不安を覚える徳子(樋口可南子)に陽子(井上真央)は「きっと良くなりますよ」と元気付ける。

陽子の言葉に徳子と道夫(串田和美)は「本当!?」と身を乗り出す。
すると陽子は「そう強く聞かれると…」と困惑してしまう。それでも夫、和成が帰ることを信じ、頑張ろう!と明るく励ましあう丸山家だった。

学校に行くと体調不良で休んでいた夏子が出勤してきた。

陽子は喜ぶが夏子は今までの小国民を育てるという役割をしてきた教師も処罰の対象となり、戦犯扱いもありえると不安そうに話すのだった。
陽子は終戦直後にある生徒に「先生のうそつき!絶対に戦争に勝つから我慢しようとか言ってじゃないか!」と責められたことを思い出していた。

放課後、校長先生(綾田俊樹)は教師全員に今後の対応を告げた。
陽子も他の教師と同様に驚き表情を曇らせた。

その頃、徳子は着物を整理していた。
理髪店の仲良しの宮澤節子(白川由美)がその様子を尋ねると徳子は「知り合いの農家の人に野菜や米と交換してもらうのさ」と明るい表情で答える。

二人は懐かしそうに着物を眺めるが徳子は
「これより絶対いい着物を買うんだ!」と決意を新たにするのだった。


―次の日、陽子が生涯忘れられない授業を行うことになった。
陽子は生徒達に墨と筆を用意させていた。
「今から言う箇所を黒く塗りつぶしてください」と涙を浮かべて強い口調で話す陽子。
生徒達はその陽子の様子から誰も口をひらかない。

「先生が皆に教えてきた事は間違ってました。ごめんなさい。」

そして陽子は、次々と黒く塗りつぶす箇所を指示していった。
生徒達は、何も言わず指示に従い、陽子の指示した箇所を塗りつぶしていく。

陽子は、生徒達が塗りつぶしているのは、自分なのだ。
真実を知ろうと知るまいと、間違った事を教えてきた自分に教師を続ける資格はないと今までの教師生活を振り返り考えいた。



【おひさま 第76話(6月29日放送) 感想・レビュー】

またまた予想が見事に外れてしまいました。
冒頭で『春樹兄さんも死ぬことなかった』的なことを陽子さん、サラっと言っちゃってます(汗)そりゃないよ…

教科書を黒く塗りつぶすシーンは、凄い辛そうでしたね。
辛そうなシーンと『過去の楽しく“小国民を育てる”授業』の対比が、絶妙に心に響きました。
NHK、流石です。朝から焼肉食べているくらいな感じさえします。

こういうドラマは、月9とかでやった方がいいんじゃないでしょうか?教育のためにも。
だって終戦とか学校では教えてくれなかったからな~(小中高って、3学期に入ったらようやく明治維新くらいにはいるペースだったので)

誰と誰がくっついたとか離れたとかというドラマも良いけど…
この前のSMAP香取君の『幸せになろうよ』は視聴率10%だったらしいんですが、皆は、もう恋愛ドラマに飽きているんじゃないでしょうかと私は思いました。

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