東京の優子から直子について書かれた手紙が糸子に届く。
手紙には直子が誰とも喋らず家で絵を描いていると書かれていた。
ある日、糸子は同じ洋服店を経営する女性経営者3人と泉州繊維商業事務所でサンローランの新しいデザイン“トラペーズライン”について盛り上がっていた。
トラペーズラインについては、糸子と同様に他の女性経営者も酷評する。
女性経営者達が帰った後、組合長の三浦が糸子を呼び止め、事務所に現れた問屋が生地の卸販売についての説明をした。
10反即金で購入すれば問屋が見せた上質の生地が格安で仕入れられるという話に糸子は悩む。
生地は上物で安いが、10反全てをさばききれるかどうかを店に戻っても悩んでいたが、先日、相談してきた北村の話を思い出す。
早速、糸子は喫茶店に北村を呼び出し、北村の事業に手を貸す事を決めるのだった。