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カーネーション あらすじ 第101話

昭和30年9月、優子は楽しそうに洋裁の専門学校へ通っていた。

美大受験をやめて糸子の店を継ぐと噂が広がっていた優子を近所の人々は賞賛するようになっていた。

直子としては、周囲が優子を褒めるのが面白くなかった。

9月14日、だんじり祭当日、優子が宴の席で糸子に書類を持ってくる。

優子は、学校の先生が高く評価され東京の学校へ行くべきだといわれたことを糸子に告げ、自身が描いた絵を糸子に見せた。

糸子や昌子は優子が東京に送って評価されたスタイル画を見て感心する。

「ウチは今度こそ本気です!東京へ行かせて下さい!」

優子は両手をついて糸子に頭を下げた。

糸子は何も言わず数回頷いた。

店に訪れていた人々は優子を祝福し拍手で沸くが、一人直子はその様子を冷たい視線で見ていた。

東京へ旅立つ日、優子は自分が店を継ぐので好きな道を選んだらいいと直子と聡子に告げる。
やがて出発する時間になるが優子はバッグを誤って送る荷物に入れたことに気づく。

仕方なく、落ちていた直子のバッグを借りて行くことにするが、家を出ると直子がバッグを取り返しに走ってくる。

2人は取っ組み合いになり、結局、優子は店にあった古いバッグを持っていくことになった。

一人直子は、部屋で赤いバッグを握り締めていた。
「…ウチがお母ちゃんに買うてもうたんや」

そんな直子の悔しさ等、糸子も優子も誰も知らないでいた。