妙な電話を受け取った松田は糸子と喫茶店で話す事にした。
松田は電話の内容(糸子と周防が北村から金を取ったという噂)を糸子に一通り説明すると、自分は信じていないが周防が店で働き始めた経緯には疑問があると言い出す。
そして妻もいる男に熱を上げるような気色の悪い事を店に持ち込まないで欲しいと懇願する。
糸子と周防の噂はたちまち広まり、店の前には大勢の見物客が集まるようになっていた。
周防は店を辞めようとするが糸子は引き止める。
そんなある日、糸子の叔父夫婦や夫・勝の弟達、近所の人達が糸子に物申しに押しかけてくる。
勝の弟・亘や木岡保男達は一斉に妻子ある周防を囲っている糸子を責めて立てる。
昌子も自分達が商店街を歩くと指を指されると糸子に訴える。
しかし糸子は申し訳ない気持ちではあるが、周防を辞めささないと宣言する。
千代や正一は、糸子の子供達が学校でいじめにあわないか心配するが、会話を聞いていた3姉妹は、糸子を庇うのだった。
「お母ちゃんは絶対間違うたことはせえへん!」
その言葉に糸子を責めていた人々は言葉を失う。