カーネーション あらすじ 第102話

昭和32年の秋、優子が東京で洋裁を学び始めてから二年の月日が流れ、20歳になった優子が久しぶりに東京から帰ってくる。

すっかり東京弁に変わってしまった優子に直子は苛立ちを覚える。

優子もまた自分が佳作だったコンクールで直子が大賞を取った事を聞かされ複雑な心境になる。

東京で原口という教師に学んでいる優子は、二言目には「原口先生は…」というようになり、千代を心配させるようになっていた。


大賞をとった直子の絵を見て優子は感心し直子を励ます。
「才能あるわよ。本気で絵描き目指すといいわ」

「なんやそれ。…自分は途中で投げたくせに」
直子は優子の態度が気に食わない。

「そうよ。だって長女だもの。
姉妹の誰かが背負わなければいけないものを私が背負ってあげたの。
だからアンタ達は私の分も本気で自分の道、進まなきゃダメよ」

その後、優子は東京へ再び勉強しに戻った。


昭和32年11月、この頃になると洋裁店を経営する女性が増え、糸子は色々な情報交換等をするようになっていた。

そんなある日、聡子が学校から戻ると木之元栄作が呼びとめた。

木之元栄作は一緒に話していた中年男性を紹介する。

「東京で優子さんの指導をしております…原口です」


=============== 感想 ====================================

原口先生、名前が今日出て、いきなりの出演とは…もう少し引っ張っても良かったんじゃないのかな?なんかありがたみというか意外性というか…逆に意外?
直子と優子のバトルが静かに激しさを増しているような今回、初めて優子が直子を意識しているかのような描写がありました。
大賞をとったと知らされるときと、洋裁をはじめたのは長女だからと強がりを言うところです。今までが直子が意識しているだけだったのですが、ますます面白くなってきた感じがします。